パナマ

歯医者に行く
パナマからコンビアの一週間、過酷なボートの旅


 歯医者に行く


パナマの旧市街をブラブラと歩いていたら、歯にかぶせてあったのが取れてしまった。
この歯は、前回の旅のネパールでも取れて、今回の旅に出る前の日本にいる時も取れてしまってた歯。


ツーリストポリスが通り道にあったので、歯医者の場所を聞き、旧市街にある近くの歯医者に行くと、ただかぶせるだけでUS50ドルするという。
高い!!!


「もうちょっと安くなりませんか?」
って聞くと、それでもUS40ドルだという。
ん〜。。。


明日から4日間はパナマのホリデイで歯医者も休みかもしれない。そして明後日から5日間はパナマからコロンビアまで船の移動なので、今日中には治したいけど、US40ドルは出したくない!!!


あきらめて、泊まっている宿がある新市街のほうに向って歩いていると、歯医者がたくさんある通りに出た。こっちの歯医者の方がさっきの歯医者より清潔な感じがする。


値段を聞くと、US30ドルだという。さっきの所より安いが、
「もうちょっと安くなりませんか?」
って聞いたら、US20ドルにしてくれるという。この値段なら納得!!!
歯医者でディスカント出来るなんて・・・
言ってみるものだ。


治療はかぶせるだけなので、10分もかからず、無事に完了。




旧市街のツーリストポリス




治療中・・・



 パナマからコロンビアの1週間、過酷なボートの旅


10月31日

朝パナマシティに着き、安宿のズーリーズ・バックパッカーズに行く。ここでパナマシテイからコロンビアのカルタヘナ行きの飛行機のチケットが片道US150ドルだと聞いていたので、チケットをお願いした。


なんと、つい最近からコロンビアの出国チケットを持っていないと、片道で入れなくなってしまったらしく、往復だとUS270ドル位するという。ついてない・・・


パナマとコロンビアは陸続きだが、道が途切れているので、今までのようにバスでの国境越えが出来なくて、飛行機かボートで行くしかない。


ボートだと途中サンブラス諸島によって4泊5日の3食付きでUS275ドル前後だという。パナマシティに着くまでは、サンブラス諸島がすごくきれいでお勧めの場所だと聞いていたので、ボートもいいかな〜と思っていたが、ボートは定期的にあるわけでなく、いつ出れるかはタイミング次第・・・
今の所、次のボートはいつでるか決まっていないという。


1週間以内にボートが出るようだったら、ボートで行き、それ以上待つようだったら飛行機で飛ぶことにしようと決めた。


オーナーのズーリーにボートで行くことを伝えると、ズーリーの元彼で仕事のパートナーのスイス人がボートの手配をしているらしく、次のボートがいつでるか決まったら教えてくれるという。


夕方には、次のボートが11月3日に出るという。このボートはキャプテン含めて5人乗りのボートだという。噂ではボートは大きい方が揺れが小さくてラクだと聞いていた。5人乗りは小さい!!!でも、このボートを逃したら、次はいつになるかわからない・・・他にも大きいボート待ちの人は数人いる。


どうしよう???


悩んだ結果、この小さなボートで行くことに決めた。




11月3日

一緒のボートで行くのは、同じ宿に泊まっていた、ノルウェイ人のアンドレとスイス人のベンジャミンと私たち2人の4人。7時半にズーリーズ・バックパーッカーズを出てタクシーでバスターターミナルへ。


パナマシティ8時発のコロン行きのバスに乗り、サバニータに9時半に着いた。スーパーでボートに持ち込むビールやお菓子を買い物して、みんな荷物が増えてしまう。


10時15分にポルトベーロ行きのバスに乗るが、このバスはローカルバス。かなり混んでいて、バックパックや買い物した荷物が多い私たちは、バスの通路など通れないし、たくさんの人が立っている。車掌さんがバスの後ろのドアを開けてくれて、なんとかみんな乗れた。ふ〜・・・


エアコンバスではないので、暑い・・・酸欠になりそう・・・


昨日からパナマは、コロンビアからの独立記念日のホリデイ。途中、子供たちのパレードがあり、大渋滞。いつもなら1時間かからない距離だが、1時間半近くかかり、やっとポルトベーロに着いた。


終点でバスを下りたら、ボートのキャプテンのスエーデン人のピアに会えると言われていた。こんな待ち合わせの仕方で、会えるのかな???
バスを下りたら、地元の人に
「ボートか?」
と聞かれ、連れていかれたらピアに会えた。


ピアに、
「みんな時間はあるか?急いでいるか?」
と聞かれ、みんなは
「時間はある」
と答えると、
「お祭りでパレードもあるから出発は明日にしよう」
ということになる。


とりあえずバックパックをボートに置きに、ゴムボートに乗り、200メートル沖に停泊しているボートに行く。


このボートは長さ9メートル幅3メートルのキャプテン含めて5人乗りのタロナ号。やっぱり小さい。


ボートの中にみんなのバックパックを置くスペースなどなく、黒のポリ袋にバックパックを入れて、船の甲板の上に置いて、縛る。濡れないのか?落ちないのか?みんなかなり心配。。。


またゴムボートに乗り、陸に戻り、ポルトベーロの町を案内してくれて、その後3時前から飲み始めることになった。


パナマはお酒が安い。US1ドルで350mlの缶ビールが3本は飲める。ワインも1リットルがUS2ドルちょっと。ラムも安い。お酒好きにはたまらない国だ。


お祭中なので、夜の10時を過ぎてもたくさんの人がまだいる。今日の泊まりはボートなので、ボートに戻ることになり、ゴムボートに乗る。この時すでに、ピアはかなり酔っ払っているが、他の4人はしかっりしている。ボートに戻る途中、ゴムボートのエンジンはヤマハで、
「このヤマハ長持ちして、よく動く俺のベイビー」
言っている。日本製を褒められたら、私たちもいい気分になったが、褒めたとたんにエンジンが止まってしまった。。。


酔っ払っているピアは、エンジンを2回も水中に落としそうになる。。。その度にみんな顔を見合せ大丈夫なのかな?と心配になる。


どうやってもエンジンはかかりそうもない!!!みんなで手でこき、なんとか陸に戻れた。


この日は、町の中心のセントロにトイレシャワー付きで1泊US10ドルの宿があった。ここに私たちとアンドレとベンジャミンの4人は泊まることにした。みんなお財布だけしか持っていなく、宿にタオルと石鹸が付いていたので、軽く水を浴びれて、少しだけさっぱりした。


ゴムボートのエンジンは修理しないと直らないようで、明日出れるのか???


あのゴムボートは大丈夫なのかな???


1番心配なのは、あのキャプテンで大丈夫なのかな???


初日からこんなんで、みんな今後がかなり不安・・・・




サバニータから乗った時は、かなり
混んでいて、やっと空いてきた!







渋滞の原因のパレード。女の子達は、お尻を振り振りしながら行進してかわいい。













バックパックは黒のポリ袋に
入れて、甲板に。

























11月4日 (1日目)


ピアと昼の12時にセントロで待ち合わせていた。時間前に現れたピアは、ゴムボートのエンジンは直ったので、3時に出航するという。そして、昨夜のことは酔っていて覚えていないらしい。3時にまたここで待ち合わせということになり、今日、出れるんだと思い、みんな安心する。


3時前に待ち合わせ場所に行くと、アンドレとベンジャミンはいるがピアがいない!!!
5分過ぎても、10分過ぎてもピアは現れない・・・


みんな今日も出れないのか?と不安になり、小さなポルトベーロの町で、ピアを探し始める。
3時半過ぎに何事もなかったかのようにピアが現れた。友達と話ていたら、3時過ぎてたと言っている。しっかりしてくれ〜・・・


ゴムボートに乗り、ボートに乗り換え、ゴムボートの空気を抜きボートにあげて、イカリをあげて、みんなで出航の準備をする。


ボート内でのトイレの使い方、キッチンの水使い方など説明を聞き、ピアは自慢げにDVDを見る機械を見せた。
「あれは日本製だぞ。SANKEYってメーカーのだぞ」
「は???SANKEYって知らない」
「日本製だぞ。知らないのか?」
「サンケイ?サンキー?って読むのかな???サンヨーはあるけど」
と言うと、アンドレもベンジャミンもサンヨーは知っているようで、サンヨーにはうなずく。すっかり日本製だと思って買ったようだ。ピアの船に初めて乗った日本人に自慢げに見せたのに、知らないと言われ、日本製ではないことに気づくが、認めたくないので何度も同じことを聞いてくる。だから、日本製じゃないってば・・・ひつこいな〜!


4時に出航し、今日はエンジンをかけて、ゆっくり進み、明日の朝の7時にはサンブラス諸島に着くらしい。


ピアが
「夜の8時から朝の8時までは、みんなで交代で番する。修一と私、アンドレとベンジャミン、ピアの3交代制で、2時間ずつを2回だから4時間。8時から10時と2時から4時、10時から12時と4時から6時、12時から2時と6時から8時。毎日ずらしながらやる。夜番は、周りに船はいないか?黒い雲はないか?コンパス通りに進んでいるか?マストにあたる風の向きなど」


えっー聞いてないよ!!!


夜番があるなんて・・・しかも、ボートの操縦までやるなんて。。。


275ドル払ったのに、そこまでするなんて・・・セーリングを楽しむために払ったのではなく、移動費として払ったのに!!!


でも考えてみたら、ピア1人でコロンビアに着くまでずっと寝ないで出来るわけないよな・・・


私に好きな時間を選ばせてくれるというので、今日は8時から10時と2時から4時のを選んだ。


今日の夕食は何かな〜と思っていたら、まずりんごが出てきた。


ん???りんごはデザートじゃないのか?普通最後だろ・・・


りんごの後にクッキーが出てきた。今日の夕食はりんごとクッキーだけなのだ。
ありえない・・・


たしかに、ボートは揺れていて食欲はないけど、こんな夕食寂しすぎる。ベンジャミンは22歳、アンドレは27歳、若い二人はには物足りない。自分たちで買ってきたポテトチップスを食べている。
みんな口には出さないが思いは一緒。


3食付きなのに・・・心配事がまたひとつ増えた。。。


ピアは60歳でスエーデンには孫もいるおじいちゃん。お酒さえあればいいようで、食に関してはどうでもいいようだ。今日も出航する前から、出航してからもずっとビールやラムを飲んでいる。もちろんこのボートには冷蔵庫などなく、ぬるいビールを水のように飲んでいる。。。ビールはエネルギーの素だと言っている。


8時になったので、私たちの見張りの時間。ピアが30分位は起きていて、ちゃんと出来てるかついていてくれる。


遠くの方の船の明かりが見える。明かりで船はどっちに進んでいるか見方を教えてもらい、こっちに向かって来ないか?


黒い雲はないか?


コンパスで60から90の間で進んでいるか?一応オートマチックらしいが、すぐずれるので、自分たちでハンドルを回して、60から90の間に進むようにしないといけない。


マストにあたる風の向き。これが1番難しい。風を前からや後ろからあててはいけない。斜め横ぐらいからあてなくてはいけないが、風を気にしていると、コンパスはずれてしまうし、風を無視して、コンパスだけをみていると、ボートが安定しないし。。。


でも今日はまだエンジンがかかっているので、何とかなったけど、出来ないっつうの!!!


救われたのは、夜番中は、空に星がよく見え、流れ星を何度も見れたこと。




待ち合わせ場所にピアは
あらわれない・・・





やっとポルトベーロ出航









タロナ号とゴムボート









































マストの上にある矢で、風向きを見る。




11月5日 (2日目)

7時前にサンブラス諸島が見えてきたと起こされる。サンブラス諸島とはパナマの北東部からコロンビア国境にかけてのカリブ海に350以上の島々が散らばり、クナ族という先住民が住んでいる。


シッチャメ島に着き、島から50メートル離れた所にイカリを下して、ボートをとめた。ピアは疲れたようで、ボートで眠るといい、私たち4人は島まで泳いでいった。


島の回りを歩いても20分もかからない。島には10軒位の家しかなく、ヤシの木だらけ。ビーチは噂通り、白砂できれい。私たちも夜番があり熟睡できなかったので、揺れてない島のビーチでみんな眠る。


今日は朝から何も食べてなく、お腹がすいてきたので、12時前にみんな泳いでボートに戻る。ピアはランチの準備してるのかな?なんて期待していったら、何も作っていない!!!


やっぱりな・・・


しばらくすると、
「ホットドック食べるか」
と聞いてきたので、みんな
「食べる」
と答えると、ソーセージをボイルしてパンにはさみ、ケチャップとマスタードをかけて、簡単なホットドックを作ってくれた。飲み物なしの、ホットドックのみ。コーヒーくらい出してくれればいいのに・・・


ランチを食べた後、ゴムボートで島まで行ってくれるというので、みんなカメラや本など持って、また島に上陸。


ここに私たちと同じルートでコロンビアに向かっているもう一隻のボートがとまっている。そのボートに乗っているオーストラリア人の女性に聞くと、ボートは8人乗りだけど6人しか乗っていないと言う。私たちのボートよりも大きくて快適そうだ。


しかも、そのボートのキャプテンは島の家でキッチンを借りて、ランチを作っている。私たちのランチとは大違いで、しっかりと野菜とかが見える・・・キャプテン次第でこんなに違うのか・・・


みんな落ち込む・・・


ベンジャミンは修一に、
「俺は途中でこのボートから降りようかなと考えている。3食付きなのに、食事も出てこない。夜番はあって眠れない。飲み水もこれからの分ちゃんと積んでいるか心配」
と言っている。使い古した容器に水が入っているが、あの水飲むのかな?なんてみんな思っていた。ベンジャミンの気持ちはよくわかる。みんな気持は同じ!!!


そんな落ち込み気味の私たちに、ピアは
「今日の夕食は6時から魚のバーベキュー」
だという。朝からホットドックしか食べていないので、みんな夕食を楽しみにして過ごす。採れたての魚を焼いて、サラダとごはんがつくのかな〜なんて想像してしまう。


夕食の時間になり、ゴムボートで島に行くと、ヤシの木の葉を燃やし、キャンプファイヤー。いい感じ。葉の下で、魚を焼いているのだろうと思っていたお腹の空いてるみんなの前に、手のひらサイズの表面に煤がついた真っ黒な焼き魚が5匹、新聞紙にくるまれて運ばれてきた。


魚ってこれ???


冷めてる・・・


この火はなんなの???


ポテトでも焼いているのかな???


あと何が出てくるのだろう???


ライスとか出てこないのかな???


私たちの期待を見事に裏切り、今日の夕食は冷めた魚1匹だけ。


猫じゃないっつうの!!!


ピアは
「シチュエーションが高いんだよな」
と言っている。シチュエーションなんかいらない!!!その分食べさせろ!!!
みんな落ち込む・・・


アンドレとベンジャミンは島に残り、ビーチで寝ると言い、私たちとピアは9時頃にゴムボートに乗り、ボートに戻る途中、またしてもゴムボートのエンジンが止まってしまい動かない。


月明かりの中、3人で手でこきながらボートに戻り、私と修一がボート乗ったら、ピアが乗っているゴムボートが離れてしまった。ロープを投げてと言っているが、ピアは必至で手でこいて、ボートに戻って乗ってきた。


私たちも島に残ればよかったかなって、ちょっぴり後悔。


今後やっぱり不安。。。今日も救いは、星空を見ながら寝れること・・・
流れ星に「この後、ちゃんとした食事が出てきて、無事にコロンビアに着きますように」ってお願いしとけばよかた・・・




泳いで島へ!






島のビーチは白砂。透明できれい!






島の回りには他のボートもとまって
いてタロナ号よりりっぱに見える。
































































11月6日 (3日目)

朝7時にアンドレとベンジャミンを島に迎えに行き、その後みんなでゴムボートをボートにあげて、イカリをあげて出航し、朝食のコーヒーを飲みながら、1時間でイミグレーションがあるポルベニール島に着いた。


昨日までパナマのホリデイで、イミグレの人も島から出てて、今日の午後戻ってくるらしく、今日は出国の手続きが出来ないようだ。今日はポルベニール島の近くでボートを止める。



ゴムボートに乗り、ウィチュブワラ島に行く。この島には600人住んでいて、ピアが島の案内をしてくれる。そんなに大きな島ではないので1周しても20分もかからない。この島にはきれいなビーチなどなく、家だらけ。


ウィチュブワラ島からすぐ近くの人口400人のナルネガ島にランチを食べに行くらしく、ゴムボートに乗り向かっている途中、カヌーに乗った地元の人が、ロブスターとカニを売りに近寄ってきた。
見るとおいしそうなロブスターとカニがまだ生きている。ピアは夕食用に買うと言っている。今まで、まともな食事が出てきてないので、みんな今度こそ期待。。。


ナルネガ島に着くと、ランチができきた。美味しそうな魚の塩焼きと、ライスと、ココナツジュース。
魚うまい!!!ライスもある!!!ポルトベーロ出てから、初めてのちゃんとした食事だ。


しばらくすると、さっき夕食用に買ったロブスターとカニもボイルしてでてきた。今日のランチはどうしたんだ?こんなに豪華で。。。どうせピアは料理出来ないから、夕食用にしたら、みんなで作らないといけない。それなら、慣れているクナ族にやってもらった方がいい。


さっきまで生きていたロブスターとカニ。ウマすぎ・・・カニの体は、クナ族と私たちしか食べず、ヨーロッパ人たちは手と足しか食べないらしい。体にはこんなに身がつまっていて、美味しいのに・・・もう何を食べてもうまい!!!


幸せ〜!!!


この後、クナ族に島を案内してもらい、5時頃ボートに戻る時間になったが、ピアが戻って来ない。またしても、ピア探しが始まる。客がキャプテンを探してばかりなんて、ありえない。。。


しばらくすると、島に住むきれいな母親と娘の親子を連れて来た。今日は、ピアが2人にも夕食をごちそうするらしくボートに誘ったようだ。でも、ボートに戻るゴムボートにはピアを含めて5人までしか乗れない。アンドレとベンジャミンは島のカヌーで送ってもらうことになった。


4人とも顔を見合せて、呆れてしまう・・・


みんなボートに戻ると、ピアがマカロニを茹でて混ぜるだけという簡単な夕食を作った。夕食を食べたら、すぐ親子は島に戻り、ピアがアンドレと一緒に送って行った。


戻りが遅かったアンドレに
「大丈夫だった?」
と聞いたら、
「ピアは娘の太ももをさわり、娘が助けを求めてきたし、2人を降ろした後は、酔っていて波も高かったから、ボートがわからなくなり別の方向に行ってしまってた」
と言っている。エロオヤジ!!!しっかりしろ!!!


またしても客がキャプテンの面倒みるなんて・・・
アンドレお疲れ様!!!




シッチャメ島からポルベニール島へ。




1枚帆の船にのせてもらった。
風を感じる・・・






カニとロブスター美味しい〜

















11月7日 (4日目)

ピアが8時にみんなのパスポートを持って、ゴムボートで目の前のポルベニール島にあるイミグレに行き、私たち4人はボートで待つ。10時過ぎにピアが戻ってきて、出国の手続きは終わった。


ピアはナルネガ島に用事があるらしく、それまで4人はきれいなビーチのあるポルベニール島で時間を潰すことにした。ポルベニール島は空港の小さな島。滑走路を歩いていても何も言われない。ホテルが1件あり、ホテルの前のビーチがきれいで、私たち4人以外誰もいなく、ピアが迎えに来る1時までのんびり過ごす。


約束の1時になったので、みんなで桟橋で待っているが、迎えに来ない。。。ゴムボートがボートの後ろにあるので、ピアはボートに戻っているらしいが、迎えに来ない。昼寝でもしているのだろう。相変わらずいい加減なおやじだ。


1時半に迎えに来て、出航の準備をして、2時に出航。
今日からコロンビアに着くまでは、陸はなくずっと海の上。しかも、ここからはエンジンを使わず、風のみで進むらしい。風次第で3日後にはコロンビアに着くらしい。最初の予定では、ポルトベーロを出てから5日後に着くはずだったのに、延びて7日後になってしまうようだ。


今日は朝から何も食べていないので、みんなでランチを作ることになる。どうして船がとまっていた時に作らないんだ???みんな揺れているボートに慣れていないのに!!!


マカロニサラダを作ることになり、ピアは食に関していい加減なので、ボートの中の食材の野菜はスーパーの袋にいれたままなので、腐っている物もある。臭い!!!食材を取りに行った私は匂いで気分悪くなる・・・


きゅうり、トマト、玉ねぎ、ニンジン、ツナ缶、ボイルしたマカロニを混ぜて出来上がり!!!
この時間にランチってことは、今日の夕食はないんだろうな・・・


8時になると夜番が始まるので、番ではない人は眠りにつく。かなり早寝だ。今日の夜番は10時から12時と4時から6時。


夜番中は、ハンドルの所にあるコンパスと、斜め前にあるGPSと、風向きを見るためのマストの上にある矢と、周りに船はいないかと、チェックすることがいっぱいある。
,

今日の夜は曇りで、星さえも見えない・・・


エンジンがついていないと、マストにあてる風の角度がむずかしい・・・


まったくの初心者にできるわけがない!!!しかもカリブ海で・・・


私たちは、セイリングがしたくてボートを選んだのではなく、ただの移動手段で選んだだけなのに・・・


パナマシティにいる時に、ここまでやるって教えてくれてたら、絶対に選ばなかったのに・・・




ポルベニール島のビーチ!




















ピアの夜番の時に雨が降ってきた。
11月8日 (5日目)

今日は朝から曇り。海の色もすっきりしない。疲れもたまってきたので、横になりながら1日過ごす。


食事もランチに、ボイルしたマカロニと食パンだけ。


今日の夜番は10時から12時と4時から6時。


私たちの1回目の夜番が終わろ頃、前方に黒い雲が見えてきた。交代してしばらくすると、土砂降りの雨と雷がゴロゴロ聞こえる。横になって寝ていても、揺れが激しくて寝ていられない。棚の上にあるものは落ちてくるし・・


私たちの2回目の夜番の時も、まだ海は大荒れ状態。360度どこ見ても、雷でイナズマがピカピカひかり、土砂降りの雨。ピア以外の4人は、カッパを持っていないので、ずぶ濡れ。


寒い!!!


着替えなど出せる状況ではないので、私たちの前の夜番のアンドレとベンジャミンも交代した後、濡れた服を着たまま寝ている。


こんな小さなボートだから転覆しちゃうんじゃないの?っていうぐらい大嵐。夜番中、つかまってっ座っているのがやっとで、私たちの手に負える状態ではない。何も出来ない。操縦はピアしかできない。


この時だけ、初めてキャプテンって貫禄を感じた。




1回目の夜番中。
この時はまだ嵐の前。
この後大荒れになるとは・・・




11月9日 (6日目)

朝起きたら、雨も止んでいて曇り。2枚あるマストのうち大きなマストが、横にさけて切れている。昨夜の嵐がどれだけ激しかったか・・・


みんなグッタリ。


切れてしまったマストをたたみ、今日からは小さなマストのみになる。スピードも落ち、漂流してる感じ・・・コロンビアに無事に着くのかな???


ピアに出航する前は、海はディープブルーのきれいな色で、イルカも見れて、マグロも釣れるって聞いていた。


実際は天気が悪く、海の色もデーィープブルーではなくグレー!!!


イルカもちらっとしか見えなかった!!!


朝から釣り糸を垂らしながら走っているが、釣れる気配もない!!!


ランチにツナサンド。パンが微妙に腐りかけてる匂いが・・・


1日が長い・・・


明日の午前中にはコロンビアに着くらしいので、最後の晩餐で、いつもの混ぜるだけのマカロニとワインで乾杯。


今日の夜番は12時から2時と6時から8時。


夜になると、コロンビアのカルタヘナの明かりが見えてきた。明かりのほうに進めばカルタヘナに着く。やっと陸に上がれる。もう風の向きなんてどうでもいい。コンパス通りに進んでいれば、確実にカルタヘナに着く。少々ボートが揺れようが、風なんて気にしない。早く陸に上がりたい。


私たちの1回目の夜番が終わって交代したら、すぐ雨が降ってきた。ひそかに濡れなくてラッキーなんて思っていても、2回目の夜番の時も雨は止んでなく、今日もまたみんなずぶ濡れ。


寒い!!!


港が近くなってきたので、遠くに船も見えてきた。ピアにも
「船がいないかマメにチェックするように」
と言われている。後ろから豪華客船があっという間に抜かして行く。こんな小さなボート、むこうから見えているのかな???




小さなマストだけになる。





暇だ・・・




最後の夜番の時、傘発見。
もっと早くから使えばよかった。
11月10日 (7日目)

ピアにカルタヘナが見えるぞと9時半に起こされた。朝食のコーヒーとクッキーを食べながら、港に入って行く。


疲れがピークに達していたはずのみんなは、港が見えて、かなり元気になる。


11時半過ぎにイカリを下ろし、ピアが1人で入国の手続きをしにゴムボートで行った。1時過ぎにピアが戻り、手続きに時間がかかるらしく、パスポートは夕方の5時に渡すということで、私たちもボートからおりる準備をして、2時半にやっとボートから降りれた。久しぶりの陸地。


1週間ぶりにシャワーも浴びれる。


揺れてないベットで寝れる。


好きな物も食べれる。


いろいろとあったけど・・・無事に着いてよかった。


4人の思いはいつも一緒だったので、みんな仲良くチームワークもバッチリで楽しかったし、サンブラス諸島もすごくきれいで、行くことができてよかったです。


私たちのボートはハズレで大変だったぶん、南米に着いた時は感動も人一倍です。


この区間をボートでと考えているなら、大きめのボートで人数確認(定員以上を乗せることもあるので)と、しっかりしたキャプテンのボートお勧めします。。。評判のいいボートに乗った人の話を聞くと、3食ちゃんと出て、もちろん夜番などないそうです。




もうすぐでカルタヘナに到着。




5時にパスポートを取りにマリーナへ
みんなシャワー浴びてスッキリ!